霊と人間。東洋医学の陰陽論から。

空手の友人がFacebook上で、

あの世とこの世の境や幽霊・心霊とか、

子供の時は存在しない人をよく見たとかを話していたので、

霊と人間について、東洋医学的見解(私見)を回答しました。

 

そこで今回は、東洋医学のお勉強第2弾!として

その内容を皆様にお伝えいたします。

 

〈私の回答》

幽霊、心霊等は、生きている人間側の勝手な定義なのでしょうね。

 

東洋医学(中国医学)は、自然と同調している様が健康であるといいます

 

正気と邪気との区別は、人が作ったもの。

正気も邪気も唯の気です。

 

例えば、暑い日にそよ風に当たると、健康な時は気持ちいいなと感じます。この時のそよ風は、その人にとっては正気。

しかし、発熱があったりすると、同じそよ風も悪寒を助長します。この時は邪気。

 

生命は陰陽二極が繋がった瞬間、生まれます。

そして二極が分離した瞬間、生き物ではなくなります。

 

生きているという現象は、陰(肉体)に陽(魂)が収まって(固摂作用)、エネルギーが円環している様のことです。

 

で、死は、この陰陽二気が分離した状態になることです。

陽は軽いので天に登り、陰は重いので地に還る。唯それだけ。

人間の肉体(器)が固摂作用を失うのだから当然の現象です。

 

幽霊、心霊は、人が肉体から離れた魂=魄(屍人の魂)を人間の都合で表したのだと思っています。

子供の頃の方が自然の原理原則に理屈なく対応できるのではないかと思います。

 

 

そして、更なる質問をいただきました。

《質問》

陰と陽は二元論なのか?

 

《回答》

陰と陽は、二元論です。

 

中国医学(のみならず哲学)の陰陽論には、「善悪」という概念は存在しません。

また「絶対」もゼッタイに存在しません。

 

全て相対です。

 

なぜかと言うと、生きている刹那の理論だからです(木々、地球、動物、植物…皆)。

人の頭で作ったものではなく、森羅万象=宇宙の法則をそのまま観察し倣ったものであるからです。

 

例えば、

電気の通電、磁気の磁場(+−、S N)と同じです。

即ち陰陽は二気の混沌の様ですから、「死」以外、全く別は存在しません。

 

太極図は当にそれを象徴した「象形文字」と言えます。

この図は平面ではなく、球体。

真横から見たらあのように白黒50%ずつ、そしてそれぞれの中に逆の点がある。

また真上から見ると、99,999%の黒の中に0,0001%の白がある(逆も然り)。

それがずっと動いている。

 

つまり、陰陽とはエネルギーを産生させる根源の気の性質であり、一如の概念です(世の中に男という概念は、女がいるからであり、どちらか一方だけなら識別の必要もないし、そもそも存在しない)。

例)陰陽=女男、子親。全て相対なので、母親は女(陰)だけと、彼女の息子から見れば親だから「陽」になる。

 

 西洋医学的な二元論(主観と客観、善と悪など)に慣れ親しんでいる我々には、ちょっと難しい“感覚“ですよね。

今後このような理論は、現代社会に益々必要になって来るはずです。

 

ここ数年、ぜんき整体院には、お医者さんでは病気と診断されない症状で、ヘトヘトになっている方が多数来院されています。

誰もが東洋医学の知識と知恵を活用できたら、人々はもっと健康になれるはず。

 

これからもコラムを通して、皆さんに自然の法則から顧みる東洋医学(中国医学)の知恵をご紹介していきますね。

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