運動時、なぜ力を抜いた方がいいのか。

運動時、「もっと力を抜いて!」と言われたことありませんか?

さて、力を抜くってどういうことでしょう。

 

ぜんき整体院では、整体スクールと気功教室の他に、20221月から空手道教室も始めましたので、今回は運動時の力の抜き方の必要性についてお話しします。

 

さて、ここでいう力とは、筋肉の力みのことです。

力を抜くというのは、力みを抜き、必要な力だけ活用できるようにすることです。

よく、力を抜く時の説明で「ダラッとして」という人がいますが、それは間違いです。

 

東洋医学では、人や地球(自然環境)を陰・陽の二元論で説明します。

万物は陰と陽の二元のエネルギーが混じり合ってできています。

二元のエネルギーは、対極のエネルギーです。

例えば肉体と精神、食べ物と空気など、見えるエネルギーと見えないエネルギーの混じり合いで生き物が成立しています。

 

肉体は陰。陰の特性は静。

そして陰のエネルギーは蔵(器など型あるものに収まっているエネルギー=満)、身体では陰の位置はお腹側。

 

気(目に見えないATPなどのエネルギー)は陽。陽の特性は動。

そして陽のエネルギーは府(型なく、絶えず動いているエネルギー=充)、陽の位置は背中側。

 

◎すなわち、動こうとする時は、陽のエネルギーを使うべく環境を整え、静止する場合は、陰のエネルギーを使うべく環境を整えることが、効率よく体を使うことになる、ということです。

 

 

《運動時の力の抜き方》

体を動かすときは、お腹側(胸含む)の筋肉の緊張をなくし、体の中を陽の気(背中側のエネルギー)が流通しやすいように、背骨を真っ直ぐ(軸を真っ直ぐ)すると、円滑に動けるようになる。

 

空手の突きで説明すると、

①肉体、特に胸や二の腕の力こぶの緊張を無くし、

②背中の力を充分活用するべく、背骨(体の軸)を真っ直ぐに正しブラさず、

③背中側に充実している陽のエネルギーを意識して、

④背中の陽のエネルギーを肩甲骨から放出するように突く。

 

 

《陰の気と陽の気の養い方》

陰の気と陽の気の特性を知ると、それぞれの養い方の必要性が分かります。

陰の気は、睡眠や座禅などを行うことによって満たされます。

陽の気は、体を動かすことで充実します。

 

◎生き生きと健康でい続けるための方法は、この陰陽両方をリズミカルに行うことです。

 

 

《日常の体の使い方》

人の体は、陰の気と陽の気の活躍で成り立っています。

人の体はパーツの集合体ではなく、諸器官や諸エネルギーが機能し合って動いている一体一如のものです。

 

イキイキと生きるためには、陰と陽がバランス良く動き続けなくてはなりません。

しかしながら私たちは、仕事をしていることが大事なことで、その自分を認めますので、つい休みを疎かにしがちです。睡眠を削って仕事をすることを選びます。

でも、イキイキと仕事をするためには、以上の説明のように、陰と陽のバランスを崩さないように両方元気にすることが大事なのです。

 

ですから、活躍するために、しっかりと休みも取る。

仕事三昧と同じように、休みの際は休みに三昧となることが、健康で長生きする秘訣です。

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