コロナ禍だから、腹を据えて考えよう!〈3つの丹田の話〉

 「コロナ禍に命をかけてまで学校へ行くべきでない」と言って、2月から学校へ行っていない小学生をテレビで特集していました。毎日親子で5時間勉強をしているそうです。

でも学校の通知票の評価は「無し」。

 

 家で勉強しても評価されない、こんなに頑張っているのに、娘に通知票を見せられないと嘆いていました。

 

 そして「ワクチンや薬があったら、安心して行かせられるのに」と嘆いていました。お子さんに心の内を尋ねると、「寂しい、学校へ行きたい」とのことでした   

 

 私はこれを見て、非常に違和感を感じました。

 

 毎日の親子の頑張りは相当なものと評価はしますが、学校に行かせないと判断したのは当の本人。その時点で通知票の評価がなくなることは、腹を括らなければなりません。

 

 学校へ行けないことを薬やワクチンがないことにするのはどうかと思ってしまうのです。

 

 実はこれ、現代人の丹田のバランスと非常に関係しているのです。

 丹田はヘソ下にあることは多くの方がしっていますね。

この丹田、実は3つあります。

 1,下丹田=下腹部

 2,中丹田=胸部

 3,上丹田=頭部 

 

 丹田は身体のバランス(心も含む)において、中心力であり、エネルギーの蓄積流動の要です。

 

 そしてこの3つの丹田のバランスは、下丹田が底辺で、その上に中丹田が乗り、最上部に上丹田が乗るという正ピラミッド型にあることが理想のバランスです。

 

 3つの丹田の役割は、

 1,下丹田は心身の原動力で、体力、胆力のことです。「腹がすわっている」というのは下丹田が充実している状態を指します。  

 2,中丹田=体を営むエネルギー、気持ちのことです。  

 

 3,上丹田=頭脳=精神のことです。 

 

 ◎現代ではじっくり考えることを「腹を据えて考える」とは言わなくなりました。

 怒りを感じることを「ハラワタが煮え繰り返る」とは言わなくなりました。

 

 ◎私たちは頭を使って考え、頭に来るようになりました。

 

 3つの丹田のバランスが逆三角形になってしまっているのです。

 

 腹が座らず頭ばかりを使うと、浮き足立って頭に来てしまい、冷静に判断ができなくなります。そして責任を自分の外に求めるようになってしまいます。

 

 このバランスは、やがて特に心のバランスを崩していってしまいます。

 

 

そこで、3つの丹田のバランスを整える簡単な方法をお伝えいたします。

 

〈3つ丹田のバランスの整える簡単な方法〉

 

 椅子に浅く座って背筋を軽く伸ばし10秒間目をつぶっていると、誰でも生理的に副交感神経が優位になりリラックス状態に向かいます。毎日の生活に適宜取り入れてください。

 

 慣れてくると呼吸が楽だと気がつきます。

 

 呼吸が楽だと気がつくようになったら、鼻から少し多く息を吸い込んでみてください。腹式呼吸ができているはずです。そうすると、さらに深く心が落ち着いてくるはずです。

 

 毎日取り入れていると、3丹田のバランスが整ってくるはずです。腹を据えて考えられるようになってきます。

 

 それは、心身の健康のバランスが整ってきた証拠です。   

 

 長引くコロナ禍。

皆で腹を据えて行動し、上手に乗り越えて行きましょう!

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