2020/08/05
さて、今日は妊娠と整体についてお話いたします。
時々尋ねられるのが、マタニティ整体と骨盤整体です。
「先生、私妊娠したから、今度はマタニティ整体に通った方がいいですか?」
「ぜんき整体院でも、マタニティ整体をやってますか?」
「出産後は、骨盤矯正をしないと、骨盤開いたままなんですよね?」
「先生も骨盤整体できますか?」
等々。
確かに。
ネットで調べると、確かに「マタニティ整体」「骨盤整体」引っ掛かりますよね。
当然妊婦さんには“気になる整体"です。
ぜんき整体院では、開業当初(2005年1月)から不妊治療の一環として、経絡内臓整体を行っています。年によっては、年間延べ250名程の妊娠を望む方を施術しています。
マタニティだろうが、骨盤の歪みだろうが、それは一時の状態。
その状態を診立てて、常に健康な状態に導くことが、仕事です。
①まず、マタニティ整体について。
本来整体(東洋医学における)は、来院された方を「元の健康に戻す」ことが目的です。ご自身の力だけでは直せなくなってしまった歪みの根本や、健康に戻すパワーを、整体施術を行うことで取り戻してもらい、真の元気になっていただくのです。一度取り戻してしまえば、見違えるほど健康になっている自分に気づきます。
妊婦さんへの整体は、生を受けたお子さんが胎内で、より健やかに成長できるように、お母さんの健康バランスを調整していくことが一番の仕事となります。
健康のバランスを調整し、お腹の中のお子さんが健やかに育てる環境を支え合うことが、一番大事なことなのです。
※妊婦さんに行う場合は、触ってはいけないツボというものがありますので、それをよく知り、時期(胎児の成長)に応じた整体を誠心誠意行うことが、「マタニティ整体」となるのです。
②骨盤整体について
出産後、必ず3ヶ月はゆっくり静養が必要です。
産後の肥立ちの良し悪しの1つに、確かに骨盤の歪みはあります。
ひとつの大切な命を生むという大役を果たしたのですから、当たり前の症状ですよね。
そのことだけでなく、私が(というか東洋医学的に)最も重要視することは、骨盤を含む、出産した母体の虚(きょ)です(腎虚といいます、寿命を削った状態です)。
骨盤だけでなく、母体全体をみなければならないのです。
産後の肥立ちが良ければ、普通ひとりでに骨盤は直ってくるものです。
しかし骨盤が歪んだという現象を、骨盤だけのせいにして矯正をしたとしたら。。
出産したばかりの体は、骨粗鬆症状態になっているものです。
絶対に強い負荷、急な負荷をかけてはいけません。
妊婦さんに限らず、体の部分をパーツとして見てはなりません。全体の一部です。
骨盤は、動的に連携している中での骨盤なのです。
お母さんを全体的・動的に、そして繊細にみてあげることが絶対的に必要です。
産後鬱の方も何人も施術いたしましたが、鬱だけ取り上げてもダメです。
心も体もひっくるめて、全機的にみてあげることが肝要なのです。
ぜんき整体院でいう整体を行うということは、「その人の全機能を、全体的・動的に整体し、バランスをよく高める」ということです。
特に産後は、つらい症状だけに囚われず、心身全体の健康回復を上手に行うようにしましょうね。
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