2017/12/27
ストレス=自立神経の乱れ
前編ではストレスによる不調の原因“自立神経”を整える『内臓整体』について解説しました。
後編も内臓整体の詳しい施術方法や事例、内臓整体の講座などを紹介していきます。
整体だけどお悩み相談室?
「整体なんだから、痛いところを押したりもんだりして治してくれればいいよ」
と考えるのが、一般的な整体のイメージだと思います。
しかし、ストレス=自立神経の乱れが身体に及ぼす影響を考えると、整体師の一方的な施術では根本からの改善はできません。
ではどうするのかというと…“お悩み相談室”の登場です。
例えば
「仕事で忙しい日々が続いている」
「プライベートでショックなことがあった」
「肩だけでなく、お腹の調子も悪い」
など、お悩みをどんどん伝えてください。
このように、ストレスの素は人それぞれなのです。
どんなに些細なお悩みでもお話いただくことが、体の変調を知る重要な情報になります。
四診(ししん)とは?
このような、お悩みを伺うことを『四診(ししん)』といい、東洋医学が大切にする四種類の診立て(診断方法)です。
4つの診断方法『四診』
① 望診(ぼうしん)・・・ 体の観察。顔色や全身の様子を診る。
② 聞診(ぶんしん)・・・ 声、話し方を聞く。息遣いやにおいにも着目する。
③ 問診(もんしん)・・・ 病歴や生活状況、痛いと感じる部分など、相手の事情を訊く。
④ 切診(せっしん)・・・ 実際に相手の体に触れる。
これらの診立て(診断)をもとに、どのような施術が有効か判断します。
つまり、オーダーメイド施術というわけです。
このような四診をもとに、本人も気づかない体の状態(徹夜で頑張っているうちに症状が進んでしまう…など)に気づき、最小限のリスクで身体を元の元気な状態に戻すのが内臓整体の役割なのです。
西洋医学と東洋医学の役割
西洋医学と東洋医学。言葉は聞いたことがある方も多いかと思います。 ではこの2つの役割はどう違うのか…それは病気になる前と後なのです。
・西洋医学・・・病気になった後『既病』
病気に既になっており、いわゆる病院で治療する必要のある状態。
風邪や癌などをはじめとする様々な病気の治療をすることが西洋医学の得意分野です。
・東洋医学・・・病気になる前『未病』
病気になる一歩手前の状態で、進行を未然に防ぐのが東洋医学の得意分野です。
『内臓整体』も東洋医学のひとつです。
例えば、風邪の引き始めは葛根湯などの東洋医学は有効ですが、
インフルエンザになってしまったら、西洋医学に則った治療を行わなければなりません。
また、末期がんが治る。なんてこともないのです。
それぞれの人のそれぞれの事情、ストレスに合った治し方を判別し、病気を未然に防ぐ東洋医学の役割のひとつが『内臓整体』なのです。
事例:患者さんの声を紹介 ※抜粋
①ストレスからの「ぎっくり腰」 男性/33歳
毎日長時間のデスクワークのため、腰痛に悩まされていました。
今まで色々な整体やカイロプラティック、マッサージ等を受けてきましたが、一時的には症状が軽くなってもすぐに再発して痛みがぶり返してきました。
偶然、ネットでこちらの整体院に来てから、腰痛がかなり軽くなり、初めて施術を受けた次の日の朝、明らかに腰が軽くて驚きました。
定期的に通って、身体のメンテナンスをこれからもしていきたいと思います。
■ ぜんき整体院からのコメント
ぎっくり腰というと、重いものを持ったから発症してしまうと思われがちですが、寝不足疲労が続いていると、ストレスから季節の変わり目などにぎっくり腰を発症しやすくなるのです。
まずは生活のオン/オフを上手に行っていただくようアドバイスしました。
②「嘘のコリ」を見抜く 女性/34歳
・ストレスからか
・背中のゆがみ
・足の冷え
・逆流性食道炎
・あごのニキビなど…
色々な不調があり、友人に紹介してもらいました。
お腹を押されるのは慣れていないので、最初は痛いですが、弱っている部分が自分でも分かり、先生とお話しながら施術を受けられるのは良いです。
実はくすぐったがりで整体やマッサージは苦手でしたが、それは弱っている箇所をかばう反応で、良くなると平気になると教えていただきました。
通い始めて半年ですが、一番の変化はあごのニキビがなくなったこと。
恒例の夏バテも今年は大丈夫ですし、確実に体調が良くなっている実感があります。
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