東洋医学診立てコラム : 東洋医学診立てコラム

東洋医学で健康な生活を

東洋医学では、体のバランスが一番大事と教えています。内臓から身体を整えることは、現在そして未来の自分にとって、非常に大事なことです。

今年の夏バテ対策法(7月)

今年は早くも夏バテ症状で来院される方が数名いらっしゃいます。まず、胃の具合が悪くなり、それから腰痛や頭痛になるというパターンです。
胃腸の働きが悪くなると、栄養分が正しく体内に回らなくなります。胃腸の中で上手く回らずに滞ってしまうと、熱を持ちその熱は上へと上がってしまいます。ひどい人は吐き気をもよおします。

                    

そんなときの対処法:
1.ミゾオチからお臍の手前まで、3箇所くらいをお腹を押してください。
2.背中の肋骨下を指で押してください。
といっても自分では押せない方は、どなたかに押してもらってください。ゴルフボールのようなもので刺激するのも良いでしょう。
3.ふくらはぎもはっているはずですので、痛いでしょうがマッサージをしてください。大分すっきりするはずです。
胃腸を弱らせないために、冷たいものの摂りすぎは良くないですが、水分を補給することは忘れずに、熱中症対策は必ず行ってください。

                

夏バテしないための今からの対策(6月)

今年の5月は体調不良の方が多かったのではないでしょうか?
本来ならば春の季節に起こりやすい首筋の痛みやぎっくり腰を、つい最近まで引きずっていた方が大勢いらっしゃいました。
今年は珍しくゴールデンウィーク中も雨でしたしね。寒い暑いの繰り返しのため、日頃疲れをためている方は、気候のアンバランスに負けてしまったということになります。
これは、これから迎える夏本番にも言えることですので、例年以上に早めの体調作りが必要になります。

                    

毎年夏は「冷たいものを取り過ぎないで!」と警告をしていますが、今年は6月に入った今から、胃腸を労わる事が必要です。
1.食べ過ぎない。肉食ばかりに偏らない。
2.飲みすぎない。ビールやジュースを飲みすぎない。
毎日沢山冷やし続ければ、誰でも必ず夏バテを起こします。
3.クーラーに当たり過ぎない。
扇風機等の風に長時間当たり続けることもNGです。
何だ、毎年同じじゃないか!と言われそうですが、大事なことです。

そろそろ関東地方も入梅をいたしますが、この時期は大気が湿っているために、汗を上手にかけません。上記を避けるとともに、上手に発汗しましょう。ミストサウナ等を上手に使うのは良い手でしょうね。

それともうひとつ。今年の夏バテ防止ワンポイントアドバイスです。
足裏にせんねん灸をしてみてください。
場所は、足裏に向けて第2指を引っ張って曲げたときに、指腹の一番膨らんだところが当たる所です。既に胃の具合が悪い人は、熱が感じるまで複数回やってみてください。灸師の方が使う良く効くツボです。

春、首こり・肩こりが辛い方に(3月)

3月中旬以降から、肩こり、首こりが辛いと訴える方が、今年も急増しました。3月21日は春分の日です。すっかり春の気です。いつもと同じように疲れていれば、いつも以上に肩、首が辛く感じることがあります。

                    

春の季節は東洋医学では「曲直」といわれます。曲直とは、樹木の成長する様に、枝が曲直しながらぐんぐんと上に向って伸びやかに成長していくことです。春のエネルギーは正にこれです。

私たち人間も地球上の生き物ですから、元気であればこのようにぐんぐんと躍動するのですが、慢性的に体力が消耗していれば、曲直のエネルギーが強い分だけ、バランスを崩すことになってしまいます。
すなわち、身体の上の方だけ気が集まってしまうのです。

このような状態のときは、肩首だけをマッサージするのではなく、仙骨部をこぶしで軽く叩いたり、ふくらはぎをマッサージすることも大事です。
下半身の気血の流れをよくすることで、肩こり、首凝りが効率良く解消されます。

お腹の中を健康に導くツボ(1月)

新年明けましておめでとうございます。
一月になると、さすがに寒気が増しますね。目下、下痢や嘔吐を引き起こす風邪が流行っています。乾燥も進んでいますので、くれぐれもご注意ください。

さて、今回はお腹の中を健康に導くツボをご紹介いたします。
おへその下に掌を当てて、その掌を横にスライドしてください。すると、腰骨に触れるはずです。その腰骨の一番出っ張った所の内側(鼠径部)に「五枢」というツボがあります。
「五」は五臓のこと、「枢」は大事なところ、です。即ち内臓に効くツボということです。

鍼灸ではあまり使わないマイナーなツボですが、ぜんき整体では良く使います。
不摂生で腰が痛い時も有効です。みなさんが効果的に使うには、真向法の4パターンを行う際に、五枢をストレッチするイメージを持ちながら行うと良いでしょう。

流行り風邪もすぐに追い出せる健康な体は、内臓の元気から作りましょう!

お腹の中から元気になろう!

内臓から身体を整えることは、現在そして未来の自分にとって、非常に大事なことです。
1980年代、1990年代と移り変わり、2000年代。時代が進むにつれ私達は知的生産性の高い仕事に偏ってしまっています。

ということは、当然のように身体の歪み方が変わってしまっているのです。
例えば腰痛ひとつ取っても、1970年代以前の腰痛のあり方と2000年代の腰痛のあり方は違います。前者の大半は身体に鞭打つ結果の筋肉疲労からくることが多かったでしょう。

しかし現代は身体を使わないために起こる腰痛が多いのです。脳はエネルギーを多く消費しますが、身体は精神的ストレス等により冷えています。

現代人が腰痛をはじめ心身の不調を改善するには、内臓を元気にさせ、気血を滞りなく身体中にめぐらしてあげることです。
身近にできることは、腹式呼吸。なぁ~んだ、と思うかもしれませんが、ばかにできません。冬の今の季節は、腰にカイロを張っておいたり、腹巻を常備することも、忙しない我々の重要な健康維持の方法です。
また、肩こりにはお腹のマッサージが大変効果的なのです。是非、お試し下さい。

骨盤の歪みは内臓から

女性が最も気になる歪みといえば、“骨盤”ではないでしょうか?
骨盤の歪みを放って置くと、生理痛、冷え性、便秘、腰痛、やがては妊娠へのリスクも高くなってしまいます。
ではなぜ骨盤は歪むのでしょう?

骨盤をはじめ、“骨”はゆがんでいること自体に注目が集まりますが、実はほとんどの場合、内臓の下垂が原因で起こります。
例えば暴飲暴食、冷たいものの摂りすぎ等で、胃に負担をかけ続けると下垂を起こします。また疲労が続くと腎臓も下垂します。
それらが下垂すれば、骨盤の中で腸や子宮、膀胱、などを圧迫します。そして圧迫し合った臓器は、その働き自体も弱めてしまい、便秘や冷え、骨盤の歪みを起こしてしまうのです。

歪みを改善するためには、何といっても規則正しい食生活と睡眠を取ることです。胃腸をいたわる生活を送り腰から下のストレッチを毎日行うことで、かなり歪みは改善されます。
「私の身体は手強いゾ」という方は、一度整体師へ相談してみてくださいね。

中国古典医学の理論(陰陽・五行による身体の把握)に基づく全身への施術

店内イメージ私たちは“気”や“陰陽”と聞くと、すぐにオカルト的なものを連想してしまいます。
でも、“気”を“Energy”と言い換え、“陰陽”を“plus&Minus”と置き換えると、フムフムと立ち所に受け入れてしまうのです。
元々中国医学には、オカルトチックな発想は一切なく、極めて論理的なものなのです。

西洋医学との融合は出来ません!

発病したものを治すためには、西洋医学が最適でしょう。なぜなら、西洋医学は発病したものを治すために、その理論に基づき発展・貢献しているからです。
一方、中国医学は、未病へのアプローチを第一とします。そしてそのための理論(病の本体である五臓の歪みを調和するための理論)が構築されています。
しかし昨今、「東洋医学」と銘打ちながらも、西洋医学を取り入れたことを“売り”にする治療院、施術院が多く存在します(大いなる矛盾の存在)。
誰もがちょっと考えれば、すぐ分かることなのですが、西洋医学のことは西洋医学の専門科が行うべきです。中国医学(東洋医学)を学ぶ者は、中国医学をより深く専門的に学ぶべきです。専門分野だけでも奥が深いものです。多分野からヒントをいただくことは出来ますが、全く理論構造が違う2つのものが融合など出来得るはずはありません。
私たちぜんき整体院は、そんな大いなる矛盾に労することなく、中国医学の専門科として日々精進していきます。

中国医学はまやかしではない!(補足として)

経絡・経穴と聞くと、これまた摩訶不思議!「北斗の拳」や「カメハメ波!!」を連想する方も多いと思います。
あえて簡単に語るとすれば、経絡・経穴は神様が作ったものでもなんでもなく、人間が考え出したフィクションなのです。
夜空の星座は初めからオリオン座等々であったのではなく、人間が考え出したフィクションであると同様です。
先に述べた「陰陽・五行」と共に、中国医学を行うための道具なのです。
中国医学は確立された独自の理論によって成り立っています。

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